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「印刷通販」プリントパックで分会結成

    ――会社が違法な報復人事攻撃

2013年11月8日

 

株式会社プリントパック

代表取締役社長 木村 進 殿

[窓口担当 管理部:東原進武 殿]

全国印刷出版産業労働組合総連合会

京都地方連合会執行委員長 村上 宏

同 個人加盟支部支部長 柳瀬一行

 

 

報復人事の不当労働行為を直ちに止め、法令遵守の健全な労使関係を作れ!!

 

抗 議 文

 

 

本日朝礼において当労働組合プリントパック京都分会中山分会長に対して、梱包職場への異動の「業務命令」を発表したと報告されました。本日付先の「申入書」でも指摘しました様に、労働組合加入・結成に対する不利益・差別行為、とりわけ報復人事は労働組合法が堅く禁じる違法な不当労働行為です。既に当労働組合は大橋分会書記長に対するオンデマンド印刷異動に関しても団体交渉での協議を申し入れており、この様なあからさまな不当労働行為は到底許されるものではありません。速やかにかかる違法行為・不当労働行為を中止し憲法に定める労働者の団結権を保証し誠意ある団体交渉を開催されるようここに強く抗議すると共に要求致します。

 木村進社長が、何よりも貴重な労働者の命を代償にして社会に誓った「法令遵守の企業運営」を有限実行される事が今後の貴社ご発展の基礎と考えます。不要な混乱を回避し双方が信頼関係を前提とする労使関係を築かれる事を重ねて要望いたします。

 

尚、今後の状況によっては、全印総連京都地連が所属する京都総評に[争議組合]認定を出し地域地区労[乙訓地区労協]など含めて、全京都レベルの抗議行動を取る場合もあります。その様な事態は双方に何らメリットはありません。賢明なご判断を願います。

以上

労働組合結成について

労働組合結成について

 

今回、労働組合を結成するに至ったのは、過酷労働、有休が取得できないなど今の労働環境の状態に疑問を持ったことからでした。何より、ここで働いて本当によかったと思える職場にしたいという思いから動き始めました。
私達には、一生に使える限られた時間です。その時間に、自分が誇りを持って働ける、そんな人生を送りたいと私は考えています。今、組合を結成した私は、会社にとっては邪魔な存在と言えるかもしれません。しかし、私は、決して会社に刃向いたいわけではありません。社長がおっしゃる「家族にもここで働いて本当によかったと思ってもらえる職場にしたい」という言葉を本当に実現してもらいたいのです。この会社の為なら、自分を多少犠牲にしてでも頑張りたい、そんな目標の持てる場所にしたいのです。
それには、十分な休息、自分自身の為にも使える時間、家族と過ごす大切な時間が必要ではありませんか?ちゃんと、疑問を持ったら同等に会社と話し合える、そんな場所が必要ではありませんか?社員、アシスタント、バイト、ここで働く人たちは決して使い捨てにされる存在であってはならないと思います。何かあれば切り捨てられる、そんな職場で自分の一生を捧げられるでしょうか。みなさん、一度ゆっくり考えてみてください。
                                                           ◇                  ◇
労働組合に加入するということは、決して会社に対する裏切り行為ではありません。正当な私達の権利です。組合は、労働者が主体となり、自発的に、労働条件など、向上を目指す組織です。法によって守られ、仲間のささえあいがあるのは組合しかありません。全印総連という私達が加入した組合は、印刷業界全体の労働組合です。その中にプリントパック京都分会というプリントパックの労働組合ができました。
労働組合に加入した組合員に対する不当な扱いは、不当労働行為という法律違反になります。全国にいる全印総連の仲間が私達を支援してくれています。
まだまだ、私達の声はとても小さな声かもしれません。しかし、この小さな声をきっかけにこの会社の体制がさらに良いものになり、会社と労働者、双方が意見を交わせる良い職場になってくれることを願っています。
                                                              ◇                   ◇
最後になりましたが、労働組合は、匿名でも加入可能です。(実際、中山、大橋以外にも加入しています。)ひとりでも多くの方が、一緒に考え進んで行ってくださることをお願いいたします。
プリントパック京都分会・分会長 中山悠平

 

2013年11月20日

 

株式会社プリントパック

代表取締役社長 木村 進 殿

[交渉担当:取締役 西原 茂 殿

管理部 東原進武 殿]

 

全国印刷出版産業労働組合総連合会

京都地方連合会執行委員長 村上 宏

同 個人加盟支部支部長 柳瀬一行

 

月19日第一回団体交渉のご出席お疲れ様で御座いました。第一回団体交渉の双方確認に基づき、当方からの再質問・要請事項を整理してお知らせ致します。貴社「説明の趣旨」をお聞きした上での質問・要請事項となります。貴社記録と照合の上、ご検討ご回答をお願い致します。

 

  1. 賃金に関して:賃金改定での人事考課の基準をお知らせ願いたい。職務職能給であれば職務区分表・職能評価表、成果主義考課であれば評価ポイントと目標・達成度評価の仕組みと基準。
     

  2. 年末一時金に関して:「前年度同額程度」とされている支給金額の一人当たり平均支給金額を明示いただきたい。
     

  3. 賃金・諸手当算定基準について:残業単価算出の各数値を提示願いたい。
    基本給+基準内手当(A)/月平均稼動日数(B) ÷ 一日時間(8.0h)×割増率
    (A):対象となる手当 と 金額

    (B):平均稼動日数
     

  4. 休憩確保について:貴重な労働者の命を代償とした労災事故のデータベース・教訓が多くあります。機器の性能や作業の効率ではなく「機械稼動中」や「一斉休憩ではない随時休憩」では結果として定められた休憩が取れず、過労が事故を誘発した事故事例は後を絶ちません。この教訓が貴社の安全衛生施策に反映されるべきです。
     

  5. 勤務シフトについて:団交当日配布しましたシフトモデルに従い、4連勤・2連休のシフトを検討下さい。
     

  6. 有給休暇取得について:まず申請手続きを労働者に分かりやすくなるよう工夫して下さい。給与明細書などで有給残日数を表記するなどご検討願います。当面中山君・大橋君の有給残日数をお知らせ下さい。
     

  7. 退職金について:過日木村社長は当方に対するご説明の中で「50年定年まで安心して働ける会社を目指している」を強調されました。まったく同感です。その意味でも退職金制度は今後必須の雇用条件と考えます。貴社の企業規模からしても整備の時期だと拝察致します。是非再度のご検討を願います。
     

  8. 36協定に関して:「開示」はコピーを中山分会長に交付願います。
     労働者選出の経過に関してお分かりの範囲でご説明下さい。
     

  9. 安全衛生委員会議事録に関して:法定安全衛生委員会は会社側・中立委員・労働側で構成される事になっています。構成が適切か、また労働側委員が適宜労働者の意見・声を代弁しているのか確認するには議事録の確認が必要です。是非開示下さい。

 

付帯して:就業規則は労働者誰でもが気軽に閲覧できるよう、食堂や休憩室に常備するよう検討下さい。

 

 

以上

 

記録者:全印総連京都地連

副委員長/井上俊幸

'13/11/19 プリントパック分会

第一回団体交渉

プリントパックの回答

「印刷通販」プリントパックで

人権無視の「魔女狩り」=分会員摘発が続く!!

 分会員の隔離・監視だけでなく「嫌疑」を掛けた労働者には強制的に年休を取らせ、時差出勤を命じて朝礼などに出席させず、他の労働者との普通の接触も妨害しています。

 昼食では分会長や分会書記長の隣に座る事さえ認めず、席の移動を命じられます。 

 こんな大正時代の「タコ部屋」まがいの職場に嫌気がさして退職する労働者が出ています。
[プリントパック 現場レポート]

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