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一番の成果は社長の謝罪_栗尾

新光美術労働組合元委員長の栗尾です。
ここで自己紹介させて頂きますが、私は文字はほとんど書けないです。文字を読むこともほとんどできない。算数、足し算できますが、引き算・掛け算・割り算 これほとんどできません。ある意味手帳を持たない障害者です。文字を読めない・書けない・算数できない、、、、こういう人間が労働組合の委員長をやらせてもらって、何とかここまでこれました。今も元気にやってます。そういうことで、全員総連のみんなに支えながらやれてこれたことをこれからはなします。今言ったように私文字を読めません。なのでここにいる人たちにレジュメを読んでいきながら話をさせていただきます。
私たちは、新光美術の争議では、紙のように・ゴミのように捨てられてたまるかというスローガンを掲げて戦いました。
解雇されたのは1月4日です。1月5日に各家庭に解雇通知が届きました。解決したのは10月の10日です。10月10日(とつきとうか)でこの解雇争議が解決しました。
『1月17日破産宣告、翌18日に破産管財人が職場にきて「労働債権は出ない。職場から出ていきなさい」と通告された際には、労働組合から「再建の芽を摘まないでください。機械設備の安全のため職場に止まります。』--管財人がすぐに来たんです。「ヤクザみたいな組合員だ。職場選挙して出ていかない。二日間猶予をやるからすぐ出ていってくれ、出て行かなかったら強制執行します』ということで来たんですが、そこで管財人を囲んで労働組合の三役と、私達の首を切った総務部長さんが「なんで私が首を切られるの?」と、後ろの方には組合員がずっといて、ある営業マンは「わたしはずっと会社のためにやってきた。組合に入ったのはつい最近です」と自分たちは債権社員ですとこもごも言ったら、管財人はそれを認めてくれて、最終的には電気代・泊まりOK・電話代など全部会社の債権の方でまかなうよう処置してくれたので、素晴らしい闘い場所を提供してもらいました。

『ご指導ご支援いただいた支援共闘会議幹事会、全員総連大阪地連、関西MIC、茨木地連、大阪争議団共闘、全印総連東京地連のみなさん、そして弁護士先生、ありがとうございました。全員解雇から10か月、組合つぶし攻撃から12年間、本当に長い間お世話になりん咲いた。』 組合つぶしから12年、そして全員解雇されてから10か月で解決しました。これはものすごく早い争議解決です。しかし、12年前の労働組合つぶしがずっとはじまってきて、不当労働行為をずっとやってきて、労働組合をつぶすための会社つぶしだったのです。 『みんなで闘った十月十日(とつきとうか)』 「ご支援いただいた諸先輩、仲間の皆さんのおかげで、私たちは「ゴミのように捨て」られずに、元経営者一族と争議全面和解の合意に達しました。心の底からお礼申し上げます。1月5日の全員解雇通告、1月17日の破産宣告、そして翌18日に破産管財人から『新光美術は国税滞納額が多すぎて、労働債権まで回せないだろう。』」 「新光美術はほんまにまったくお金がないから、あなた方には一切回りませんよ」と言うのが管財人の言葉でした。一緒に戦った仲間14人の争議団員にとって、これからの人生に勇気をもって再出発できる、また12年間の組合つぶし攻撃との戦いを締めくくるにふさわしい内容であると確信しています。 『皆さんに支えられて』(栗尾保) 「今から16年前に前委員長坂口さんが地連一泊執行委員会中、病気で倒れられて、その時の春闘の臨時大会で委員長に選ばれて以後、組合員の皆に支えられて死後まで委員長として勤めさせてもらいました。この間楽しいことよりも苦しいことの連続でしたが、労働組合員の一員としては皆の生活、皆の家族の生活を守るために毎日・毎日自分の持てる力を出しきることが出来たと自分では思っています。団結の力を今思い知ることができました。」

『全国の仲間が闘った勝利』全印総連東京地連の当時の執行委員長、深野良勝さん「長年にわたる労働組合敵視・労働者抑圧と組合つぶしの偽装倒産に対し、職場を守り、雇用と生活・職場権利を守るために戦い続けてきた新光美術労働組合の皆さんに心から敬意を表します。そして、争議の勝利解決おめでとうございます。争議解決に至るまでの道程には、三役の皆さんはじめ、一人一人の組合員の苦労と努力があったと思います。東京からはなかなかうかがうことはできませんが、本当に御苦労さまでした。しかし、この熱意が産別や地域共闘の中で共感を呼び支援の輪が広がった解決だと思います。私たちも東京での戦いについてあれこれと申し上げましたが、東京の事業所を占拠する行動は組合の決意を示すと同時に、会社側にも解決を迫る一因になったと感じています。不当な攻撃を許さない全国の仲間がよってたかって闘った勝利です。」---それぞれの全国の仲間がよってたかったということを、全印総連東京地連の委員長が言うんですから間違いありません。本当に全国から、おめでとう! 素晴らしい解決!というありがたい声ばかりいただきました。あかつき印刷執行委員長 塩里さんのメッセージ 『大きな勲章』 「新光美術争議団の皆さん、争議解決おめでとうございます。 5月25日、元新光美術東京営業所の職場選挙のため上京した長谷川さん、中村さん、小林さんの3名の奮闘を思い出します。地連として職場占拠の体制を作れなかったことから建物内に官憲を入れてしまい、弁護士との延々4時間もの交渉。私とほるぷ労組の飯島さんも長谷川副委員長の粘り強い交渉術に感服しました。その後、本部大原書記長も駆けつけ、私服6名が「逮捕」の兆しを見せつつあったため23:30に名誉ある撤退」

 

このときの一番の成果は、社長の謝罪。

三晃印刷労働組合 執行委員長 是村高市

『社長の謝罪、一番の成果です。』

「「西の新光、東の三晃」とは、白戸前委員長がいみじくも言っていた言葉です。新光美術の長い闘いは、決して他人事ではありませんでいした。不当配転やチェックオフ廃棄など、三晃でも、あったく同じ攻撃が行われ、解雇こそ今のところありんせんが、経営危機は早晩やってきそうです。

営業政策そっちのけで、労務政策にのみ血道をあげているオーナー経営の下で闘っている私たちにとって、佐藤社長の謝罪は、誤解を恐れずに極言すれば、雇用確保や労働債権確保よりも代えがたい成果です。よくここまで・・・これが私の率直な気持ちです。栗尾委員長の解決報告を聞いていて、改めて思いました。

栗尾さん、長谷川さん、前田さん、そして三役と小林さんを支えた組合員の皆さん、御苦労さまでした」

---と、当時東京地連の三晃印刷の是村委員長から言葉をいただきました。

ここれは、おんなじ争議をやっていて、僕も三晃印刷に行きました。・・・・それから「東の三晃、西の新光」といわれるようになりました。

 

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